成長の後押しをしつつ、
自分自身も進歩を。
葭谷 泰大
きっかけとなったのはご縁とタイミング。
もう20年近く前の話になりますが、私の父はボーリング調査の会社をしていました。私も学生時代から少し手伝っていて、現場を経験したこともあったので、大学卒業後は父の協力業者に入社して5〜6年ほど勤務していました。ただ、その会社が傾いてしまい、十分な待遇が見込めなくなったことを機に、転職を考えるようになりました。その後は、人材派遣会社に転職し、6〜7年ほど勤めた期間を経て、この会社に入社しました。実は父の会社がもともとグルンドコンサルタントの協力業者でもあって。私自身、この会社の社長や専務との面識もあったんです。前任の営業担当の方がこの会社を抜けられることになったというタイミングで、私に声をかけてくれたようで。私は現場のことを理解している上に、前職で営業の経験もあるからということも相まって誘っていただいたようです。私もちょうどそろそろ転職しようかと考えていた頃に声をかけていただいたので、入社を決意しました。
「らしくない」スタイル。
営業の役割としては、お付き合いのある工務店様や建築事務所様、土木工事の事業者様からご依頼やご相談をいただいて、打ち合わせで伺った内容をもとに見積りをお出して、ご承諾いただければ実施日を調整するというところまでが基本となります。営業といっても、こちらから新規のお客様にプッシュするということは少なく、お客様の方からお声がけくださることがほとんどですね。長くお付き合いのあるお客様が多いので。
私の場合はボーリング調査をできるだけメインにしたいと思っているので、ボーリング調査に関わることが多いんですよ。私も現場を経験したことがあるので、ボーリング調査のことであればおおよそ理解しているというのもあって。ボーリング調査の時は、朝一の現場の立ち会いも技術部の者ではなくて、私たちが行くんです。もともと私たちが担当の方と打ち合わせもしているので、それまでの経緯をわかっている人が立ち会った方が、話がスムーズに進むというのが理由です。現場では調査の位置を確認して、簡単に水準を測量して、最終工程をあらかじめ確認しています。打ち合わせで話したことを現場で再確認して、後は技術に引き継ぐというのが基本的な流れです。他社であれば、立ち会いも技術部の者がしていたり、オペレーターに任せていたりするところが多いようですが、当社のスタイルは少し異なります。現場に出向く機会も多いので、「営業」と聞いてイメージする仕事内容とも違うかもしれませんね。
試行錯誤を重ねつつ。
先程お話した内容からも感じていただけるかと思いますが、営業は業務の幅が広いので、時には、あれもしないとこれもしないとという状態になってしまうこともあります。私自身は、現場に行くのが嫌とは思わないですし、もともとそういうスタイルだと思って入社しているので、そこに対して抵抗感などはまったくありませんが、どちらかというと事務的な作業の負担が大きいように感じますね。見積書や請求書の作成に加え、案件ごとに社内用の指示書をつくったり、改良工事になると計算ソフトへデータの入力が必要だったり… 日々限られた時間の中でどうすれば全部対応できるのかというのは今も試行錯誤しているところです。
ともに成長していきたい。
最近、協力会社に若いスタッフが入ってきて、一緒に仕事をする中で、その子たちへの思いというのも自分自身で感じています。調査とか施工の現場というのは、労働環境としてはやはり厳しいと感じる方もいて。特に若い方はなかなか続かないというのが正直なところですね。業種で見ても、業界全体で見ても、高齢化が進んでいるような状態です。そんな中で若いスタッフが頑張っているのを見ると、この子たちに仕事を継続的にお願いできるように頑張らないとと私も身の引き締まる思いがします。その子たちが成長できるようサポートもしてあげたいなと思います。この会社には若い人がいないということもあって、新鮮な気持ちです。もちろんこの会社にも若い方が入社してくれると私も嬉しいです。営業担当でいうと今は私が一番若く、この会社に入社以降部下を持ったことがないので、もし入社してくださる方がいらっしゃれば、一緒に成長していきたいですね。
Daily Scheduleとある一日のスケジュール
現場立ち会い
調査の位置を確認して、孔口の水準測量、最終工程までの流れの確認などを行います。
お客様先へ訪問
調査のご相談をいただいたお客様先へ打ち合わせに。直接お会いして詳細を伺います。
昼食
この日はお客様に教えていただいたうどん屋さんへ。美味しいご飯が午後の活力です。
打ち合わせ・現場確認
2件目のお打ち合わせに。自分の目で状態を確かめるため、現場に足を運ぶこともあります。
事務所にて書類作成
事務所に戻ってきたら見積書や請求書の作成など、事務的な作業を行います。
退勤
定時は17時30分ですが、書類作成に時間を要したため少し残業。遅くとも19時には退勤するよう心がけています。
Privateプライベート
こちらの写真は、週末、息子の野球を観戦した時に私が撮影したものです。最近ミラーレスカメラも購入したため、練習や試合を見に行く時には必ず持参し、息子はもちろん、チームメイトの写真もたくさん撮影しています。(気がつけばチームのカメラ係になっていました。)一生懸命に白球を追う姿を見ながら息子の成長を感じられるひとときでもあり、私の毎週末の楽しみです。